悩みタイトル

帯状疱疹に罹患してしまい治ったあと、かゆみや痛みが残ってしまったり、腕が上がりにくいなどの症状はございませんか?
それは【帯状疱疹後神経痛】の可能性があります。

帯状疱疹はウイルスが神経を攻撃し発症してしまいます。そのため、攻撃を受けた神経に症状を残してしまうことがあります。

例えば腕神経であれば運動障害、顔の神経であれば目や耳など感覚器に症状が出てしまう事もあります。また、おしっこが出にくいなどの排尿障害も合併症としてあります。

帯状疱疹後に対する当院の考え

帯状疱疹は、帯状疱疹ウイルスが体内で活性化することによって引き起こされます。
子供の時にこのウイルスに感染すると、通常は水ぼうそうとして発症します。水ぼうそうが治癒した後でも、ウイルスは脊髄の神経節に潜伏しています。

通常、成人すると免疫力がウイルスの活性化を抑え、症状は現れません。
しかし、免疫力が低下するとウイルスが再活性化し、神経節から皮膚に向かって症状が再発する可能性があります。

主な症状には、皮膚の不快感、かゆみ、痛みなどがあります。
その後、帯状に水疱や発疹が現れ、時には非常に強い痛みが出ることがあります。

帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか

帯状疱疹の症状は多岐にわたり、重症化すると日常生活に支障をきたすことがあります。

たとえば、

・痛みが酷くて体を動かす事ができない
・顔や頚の発疹が気になって外出ができない
・痛くて家事や仕事ができない
・痛みが酷くて寝れない

また、帯状疱疹が重症化すると、後遺症として【帯状疱疹後神経痛】が残ることがあります。
特に50歳以上の方の約2割が帯状疱疹後神経痛に苦しむことがあり、その症状はさまざまです。

具体的には、

・上肢の運動障害
・角膜炎による視力の低下
・難聴、耳鳴り、眩暈など

このように、症状は多岐にわたります。

帯状疱疹後の軽減方法

帯状疱疹後神経痛は、主に薬物療法が使用されますが、完全な痛み解消は難しい場合もあります。
しかし、日常生活での工夫や注意点を実践することで、痛みと上手に付き合うことができます。

日常生活の注意点として、

・痛み以外の事に注意を向ける(好きなことに熱中する)
・気分転換をする(外出する)
・身体を、特に患部(痛みが出ているところ)を冷やさない
・入浴してよく身体を温める
・疲労やストレスをためない、発散させる
・睡眠をしっかりととる
・患部(痛いところ)を刺激しない(サラシや布などで患部を巻いて衣服とこすれないようにする)

などが挙げられます。

帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

帯状疱疹後神経痛には鍼施術が有効とされています。

鍼施術は痛みの軽減や血流促進、神経痛に対して効果が期待できます。そのため痛みの出ている患部や痺れに対してアプローチをしていきます。
さらに身体の状態が良くなることで免疫力を高める事も出来ます。疲れやストレスにより、帯状疱疹が再発をしないように予防をしていく事が重要になります。

また、免疫力が下がらないように食事や運動の指導も行っています。
ウイルス自体は完全に根絶することは難しいため、免疫力を向上させ、自然治癒力を高めていきましょう。

その施術を受けるとどう楽になるのか

当院では、帯状疱疹後神経痛の患者様に対して積極的に鍼の施術をお勧めしています。
実際に患者様からは、「痛みがかなり和らいできた」といったお声や、「腕をかなり動かせるようになってきた」という喜びの声を多数いただいております。

患者様の症状に合わせて丁寧かつ根気強く施術を行うことが、回復への近道となります。
実際、痛みの軽減だけでなく、日常生活に支障が出なくなるまでの効果も出ています。

もし帯状疱疹後神経痛の症状が表れた場合、どうぞ当院にご相談ください。
患者様のお力になれるよう、全力でサポートさせていただきます。

軽減するために必要な施術頻度は?

理想としては、最初の3か月はできるだけ毎日の施術がお勧めです。
その理由は、症状が非常に強い方や長期間続いている場合、施術を受けてもすぐに状態が元に戻ってしまう傾向があるからです。日が空けば空くほど回復が難しくなりますので、症状があるうちはできるだけ間隔を空けずに施術を受けていただきたいと考えています。

また、症状が軽減、無くなった後も根本的な改善を目指す場合には、週に2〜3回の施術が約9ヶ月必要です。
お仕事や家事、育児などで忙しい方も多いかと思いますが、症状を放置することが最も危険です。

まずは施術を受けていただき、一緒に施術の頻度やペースを調整できればと考えています。ご来院お待ちしております。