自律神経
朝、起きた時に疲労感を感じる
寝ているはずなのに寝足りない。また、寝付きが極めて悪い
めまいや耳鳴りがする事がある
急に立ち眩みがある
気候の変化で体調が悪くなりやすい
肩こりや腰痛が中々治らない
胸が急にざわざわする
憂鬱(ゆううつ)になりやすい
焦りを感じる
胃の調子が悪い時がある
急に運動をしていないのに脈が速くなる時がある
最近肩こりや腰痛がなかなか抜けない
上記のうち、2つ以上当てはまる人は自律神経に負担がかかっている可能性があると
考えて間違いないでしょう。
自律神経失調症に対する自院の考え
さて、先ほどチェックをしていただいと思いますが自律神経失調症というのはどういった病気かご存知でしょうか?
そう聞かれると困る人もいると思いますが、症名の通りで自律神経が異常をきたすことで正常な働きが出来なくなっている症状を全般示します。
自律神経は交感神経と副交感神経の二つからなっており、交感神経は身体の働きを活発に、副交感神経は身体を落ち着ける効果があると思ってください。
これらは普段はバランス良く活動をしているのですが
①生まれつきバランスのとり方が弱い
②神経質気味で細かいことまで気になる人
③ストレスを無理に抑えて
④ストレスが溜まり過ぎて
上記の4つが原因でバランスを崩されます。
特に、当院でご来院される患者様では③・④が原因でご来院される患者様が多く見かけられます。
そもそも自律神経失調症自体がお医者様でも数値的・画像的診断で異常が診られ無いが原因がわからない物を総括している所もありますので、自律神経失調症の原因のほとんどは元々バランスを取りづらい人や、ストレス社会と言われる現代ではストレスによる発症が多いと考えております。
自律神経の不調を放っておくとどうなるのか
さて、この自律神経失調症ですが元々バランスを取りづらい人やストレスが原因で発症することが多く診られます。
この自律神経失調症を放っておくとどうなるか。皆様はご存知でしょうか?
自律神経失調症を放っておいた場合、非常に多いのは精神的に長く辛さが続いてしまい、最悪の場合はうつ病になる方も多いです。
この状態まで放っておくと、身体症状として出ている症状だけではなくメンタル的な症状も出ているため、改善するまでに時間がかかり、長い間不快感を覚える症状に悩まされ続ける事に繋がってしまいます。
身体症状は不眠(または寝すぎる過眠)・食欲不振(亢進する方もいる)・微熱・ダルさ・頭痛・耳鳴り・立ち眩み等を指しますが上記以外にもいろいろな症状が出てしまいます。
もし、原因がわからないけど何となくつらい、よくわからないけど精神的につらいなどがある場合は自律神経失調症を疑うべきでしょう。
当院の自律神経に対する施術とは
ここまで自律神経失調症の怖さをお伝えしてきましたが、自律神経失調症に対する治療についてお話をしていきたいと思います。
一般的に自律神経の失調症の治療に関しては
①薬物療法
②心理療法
③理学療法
五感に働きかえる治療法
◇⑤ライフスタイルの変更
当院では③と⑤の観点から治療を行わさせて頂いております。
③の理学療法というのは人間は自律神経失調症の患者様の多くは身体が非常に硬くなっており、これは交感神経が優位に働くことで緊張が強くなっている状態です。
緊張が強くなると身体が縮みこんで守ろうとするため、姿勢不良がでます。その姿勢不良により疲れやすい使い方をする為、ますます身体が緊張してくる…という悪循環に陥りやすくなるため、姿勢と合わせて治していく≪整体≫が一番ベストな治療法と考えております。
ただ、音が鳴ったり刺激を入れられるのを嫌がる人もいらっしゃいますが、そういう患者様には筋肉から治す音のならない≪整体≫やしっかりと筋肉を伸ばす≪ストレッチ≫で治療を行うことが出来ます。
その施術を受けるとどう軽減するのか
治療を受ける事で筋肉の緊張が緩むことで、肉体的ストレスが解消されやすくなります。肉体的なストレスが抜けて来ると、痛さやダルさに不快感を覚えなくなる為、徐々にですが精神的ストレスが解消されていきます。
基本的には自律神経失調症による症状はバランスが取れなくなることで発生をする為、時間をかけて改善する必要があります。
最初はリラックスした状態と緊張の続いている状態に差があるため、治療後に重だるさや数日経った時に普段より疲れづらさや痛みが増すことが多くあります。
これは瞑眩反応と呼ばれるものでありますが、自律神経失調症の可能性がある患者様には特に多くみられますが、1ヶ月から2ヶ月ぐらいで痛みが抜け、状態が安定してくることが殆どです。
上記の治療に加えて、当院では施術をしながら会話を交えて心理的な負担も取れるように努めさせて頂いております。家族には話しづらい話や、仕事での不満なども精神的なストレスに繋がりますのでそれの改善も試みます。
施術頻度はどのくらいか
治療頻度としては理想は”週2~3回”でおよそ6ヶ月から9カ月になります。
理由としては2つあり
①筋肉が生まれ変わるのは3ヶ月周期のため
②何十年と同じだった姿勢を矯正するには時間がかかる
と考えております。
自律神経失調症自体がすぐに出るものではない事が殆どのため、身体自体もストレスに耐えやすい身体を長年かけて作っていきます。
長年かけて作った身体を作り替えるには時間がかかりますので、時間をかけて治していくものだと思ってください。
それでも納得が出来ない方には一言
「インフルエンザは熱が下がった後も暫くは飲み続ける必要があります」
自律神経関連でよくある質問と回答①
Q.自律神経の乱れと言われたのですが、自律神経とは何ですか?
A.自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つの神経からなっています。
交感神経とは、主に身体の働きを活発にする神経で、活動する神経と言われています。興奮している状態、活動している時に交感神経が優位になります。
一方、副交感神経は主に身体の働きを抑制する神経で、休む神経と言われています。リラックスしている状態の時にこの副交感神経が優位になります。
本来は交感神経と副交感神経のバランスが保たれ体内環境を整えているのですが、この2つのバランスが崩れることを自律神経の乱れと呼んでいます。
自律神経関連でよくある質問と回答②
Q.自律神経の乱れと不眠は関係ありますか?
A.はい、自律神経の乱れが起こると不眠になりやすいと言われています。
自律神経の乱れが起こると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。
自律神経の乱れでは身体の働きを活性化させる交感神経が優位になることが多いため、睡眠時もしくは睡眠導入時に交感神経の活動が優位となり覚醒状態が続いてしまい、睡眠の質が低下し不眠症になりやすいと言われています。
その他にも、緊張や不安、頭痛、めまい、筋緊張なども自律神経の乱れによって起こると言われており、悪化すると内蔵器官にまで悪影響を及ぼすとも言われています。
自律神経関連でよくある質問と回答③
Q.自律神経を整えるために自分でできることはありますか?
A.はい、ございます。
自律神経を調節するセルフケアとして意識することは、身体をリラックスさせることです。人は日頃から活動している時間の方が長いため、リラックスを意識すると交感神経と副交感神経のバランスが保てます。その方法として以下のようなものがあります。
1.朝起きたらカーテンを開け、日光を浴びる
(目から日光を取り入れることで「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニン分泌が活性化されます)
2.軽い運動をする
3.毎日お風呂に浸かる(シャワーではなく湯船に浸かる)
4.良質な睡眠を取る(寝る前にスマホをいじらない、15分〜30分ほどの昼寝)
5.食生活の改善
これらの方法を実践することで、自律神経のバランスを整え、身体や心の健康をサポートできます。
自律神経関連でよくある質問と回答④
Q.自律神経の乱れと姿勢の悪さは関係ありますか?
A.はい、姿勢の悪さにより自律神経の乱れが起こるとも言われています。
近年では自律神経失調症の原因は「背骨の歪みだった」などとも言われています。背骨の周りには交感神経幹という交感神経の束が頭蓋骨から尾骨まで真っ直ぐに伸びています。姿勢が悪く背中が丸まると当然背骨の歪みが生じ、この交感神経幹を刺激します。交感神経幹が刺激されたことで交感神経が副交感神経より優位に働いてしまい、お互いのバランスが崩れ、その結果、自律神経の乱れが起こります。
そのため、姿勢や身体の歪みの改善は自律神経の乱れに効果が期待できるとされています。
自律神経関連でよくある質問と回答⑤
Q.自律神経に対する施術は行なっていますか?
Aはい、行なっております。
自律神経を整えるために頭部の調整や姿勢、歪みに対する施術を行っております。自律神経バランスは頭部や姿勢不良から来ることが多いため、そこに対する施術を行うことで自律神経バランスへの効果が期待できます。
また、肩甲骨の動きを出す施術も有効とされています。特に不眠や睡眠の質が悪い方は呼吸が浅い傾向にあります。肩甲骨と肋骨が癒着することで肋骨、横隔膜の動きが制限され呼吸が浅くなり、睡眠の質が低下すると言われています。不眠や睡眠の質の低下は副交感神経の活動が抑制され自律神経を乱すと言われています。