筋膜ストレッチ｜六実駅前整骨院

筋膜（きんまく）とは全身に連なる、3次元的に連続した結合組織です。皮下組織中の中央のある明確な層です。浅筋膜と深筋膜があり、筋を覆う筋外膜、これが筋の中に入り込んで筋束を包み込む筋周膜になり、さらに1本1本の筋線維を包み込む筋内膜になります。これらの幕を総称して、「筋膜」と言います。
浅筋膜・深筋膜は全身を覆っています。骨組みと一緒に身体を支えているので、『第2の骨格』とも言われています。また筋肉が重なっている所は、筋肉同士がくっついてしまわない様に筋膜が役立っています。
筋膜には筋肉自体より6～10倍感覚が優れているので、痛みを感じやすい組織です。
また筋膜は姿勢を保持する役割もしています。
筋肉同士を繋げる役割、また運動効率を上げる役割も果たしています。

筋膜は色々な組織と結びついています。ですので筋膜が硬いと色々な障害が出やすくなります。
まずは筋肉です。筋肉の伸び縮みが悪くなり、筋力の低下、柔軟性の低下が起きやすくなります。筋膜同士も繋がっています。しかし重なっている所では逆に癒着してしまう事があるので、筋肉の正常な動きを妨げてしまいます。
筋膜は痛みを感じやすい組織なので癒着しているところは高い確率で痛みを感じます。
筋肉・腱を介して骨ともつながっていますので、関節の可動域とも大きく関係しています。
筋膜は全身で繋がっていますので、離れたところにも影響を及ぼしています。
筋膜ストレッチは以上のような筋膜に関して起きる様々な症状を軽減します。
予防的にも高い効果があります。腰痛・四十肩／五十肩・変形性膝関節症・肩こり・股関節痛など、関節・筋肉に関わる症状を予防することが出来ます。
またスポーツのパフォーマンスアップも期待できます。

身体の柔軟性が低くなります。多くの関節は筋肉と繋がっていますので、関節の痛み・可動域制限を引き起こします。
筋膜は痛覚を感じやすい組織なので、ちょっとした刺激でも強い痛みを感じます。腰痛の多くは筋筋膜性腰痛症と言われています、筋膜の異常が腰の痛みを引き起こします。
四十肩／五十肩も筋肉と筋膜の動きが悪いことが原因です。手首の腱鞘炎なども前腕の筋肉と筋膜が硬いと起きやすいです。
背中は筋肉が多層構造なので筋肉同士が癒着しやすく、肩こりや首の痛みの原因になり、姿勢が悪くなります。その結果筋緊張性頭痛を引き起こします。
大腿部の筋肉が硬くなると股関節と膝関節の動きが悪くなり、両関節の痛みを引き起こします。この症状を放置していると加齢とともに変形性股関節症・変形性膝関節症になります。
また筋膜は直接皮下脂肪と結びついているので、筋膜の動きが悪いとダイエットの効率が悪くなります。

当院では国家資格を持った筋肉と骨の専門家の施術者がストレッチを行います。多層構造の筋肉一つ一つをしっかり伸ばすことで、硬くなっている筋膜、癒着している筋肉と筋膜、また癒着している異なる筋肉を伸ばしていきます。
患者様の呼吸に合わせて行いますので、多少の痛みは感じますが無理なくストレッチが出来ます。メインの部位は下半身と体幹の筋肉と筋膜です。大腿部・下腿部・臀部・腰部・背部のそれぞれの筋肉と筋膜は、１つ１つ走行や動きや働き方が違いますので、各々の筋肉に合わせて伸ばしていきます。
また患者様お一人おひとりの症状に合わせてストレッチを行っていきます。
スポーツのパフォーマンスアップ、ダイエットにも効果が期待できますので、お気軽にご相談ください。

筋肉と筋膜、筋肉と筋肉同士の滑りが良くなり柔軟性が向上します。関節の可動域も広がります。筋肉の働きが良くなり筋力もアップします。筋力アップと可動域の改善でスポーツのパフォーマンスアップにつながります。血液循環も向上しますので筋肉中の疲労物質や発痛物質が代謝されて、疲労感や痛みが改善されます。
筋膜は痛覚が敏感な組織なので少しの刺激で痛みを感じていたのが解消されます。
筋膜と皮下脂肪は癒着しやすいので、これを剥がしていくとダイエット効率が上がります。
リンパの流れも良くなりますので足の浮腫みや攣りの予防にも効果的です。
下肢の筋力アップ、可動域改善の結果、歩きやすくなったり、つまづき転倒しにくくなったり、QOLの向上につながります。

症状や目的によっては違いますが、特に硬い方は週3～4回で1～2ヶ月、その後は週2～3回で1～2ヶ月、さらに週1～2回で1～2ヶ月、合わせて3～6ヶ月間続けると良いでしょう。
症状の軽い方は週1～2回で1～3ヶ月、腰痛などの予防の方は週1～3回継続的に受けていただくと良いでしょう。
スポーツのパフォーマンスアップ目的の方は、運動を続ける限りは常にストレッチが必要となると思います。運動の前後に筋膜ストレッチをしていくと効果的です。
またダイエットをしている方は　筋膜と皮下脂肪の癒着を解消することで皮下脂肪の分解促進に繋がるので、週2～3回取り入れて行くとより効果的です。